最適な窓の断熱~結露するかどうかを調べる方法2

 
前回記事
「結露するかどうかを調べる方法1 」

の続きです。
 
 
前回記事の要点は…
 

 
≪ポイント≫
 
1.熱のことを考えるには、熱抵抗という考え方を使うと便利
 
2.熱抵抗は、熱貫流率(K値)や熱伝達率の逆数で、
これらは調べればだいたいの値が分かる。
 
3.横軸:熱抵抗、縦軸:温度、として、対角線を直線で結ぶグラフを描くと、
傾きの大きさ:熱の逃げやすさ
屋内側のサッシ部分との交点(下の図の紫色の矢印)がサッシ表面温度
となる。
 
 
≪グラフ作成手順≫方眼紙を利用すると便利
 
屋外側熱抵抗Ro(=0.04)、サッシの熱抵抗Rw、室内側熱抵抗Ri(=0.11)を
熱抵抗に応じた幅でとり、これらを順に横に並べます。
 
屋外側熱抵抗Ro(=0.04)、室内側熱抵抗Ri(=0.11)については、
Q値を求めるときに利用する値をそのまま利用します。
 
そして、左下の角と、右上の角とを直線で結び、
グラフの下に屋外側の温度、グラフの上に室内側の温度を書きます。

 
ということでした
 
 
 
今回は、窓にカーテンを付けると、窓の断熱性窓サッシの表面温度がどうなるか
を前回同様の図を使って見てみましょう
 
上側の図は、窓にカーテンがない場合
下側の図は、窓にカーテンがある場合を示します
 
カーテンの熱抵抗Rcは、上下に隙間がないカーテンで実験的に求められた0.140を利用しています。
ちなみに、隙間があるカーテンでは、0.077程度になるそうな…
 
 
 
≪上の図から分かること≫
 
カーテンがある場合のほうが、赤い線の傾きが小さく、熱のボールが転がるスピードが遅い…
つまり、窓の断熱性が向上することが分かります
 
 
でも…紫色の矢印で示す温度を見ると…
窓サッシの表面温度は、室温20℃、外気温0℃でカーテンがない場合の16.0℃に対して、
カーテンがある場合は13.1℃となり、
カーテンを閉めた方が結露しやすくなります

 
 
 
カーテンよりも断熱性が高いハニカムシェードなんかを利用すると、もっと結露しやすくなりますね
 
窓の断熱性を取るか、結露しないことを取るか…
ジレンマです。。。
 
 
 
 
 
 
そこで提案

 
下側の図、窓サッシの外側にカーテンと同じ熱抵抗をもつ
断熱シャッタを配置してみました
 
(上側は窓サッシだけの場合)
 
 
 
 
下側の図の場合、窓の断熱性はカーテンの場合と同様になり、省エネになります
 
そして、窓サッシの表面温度は、窓サッシだけの場合よりも高くなるので、
結露しにくくなります
 
 
断熱、結露に最適な方法は、断熱シャッタ
といえそうです
 
断熱雨戸でもOKですね。
 
 
 
 
ただし、家庭用の断熱シャッタは実用化されていないようです
 
 
一条さん、開発したらどうでしょう…
売れると思うけどな…
 
 
 




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