天窓からの日射について

 
今年の夏至は6月21日です
 
 
夏至の日は、太陽の南中高度が1年で一番高くなるので、
夏至に近い日の正午前後には、家の中に日の光(直射日光)はほとんど入りません
 
 
…と、いうのは外壁にある窓の話で、天窓からは反対に日の光が入りやすくなります
暑い時期に直射日光が入るのは歓迎できませんね
 
 



家の真ん中が暗くなる平屋の弱点対策のために設置した天窓からの光
横幅1m以上ある大きな天窓(開閉しないFIX窓)です
 
 
午前11時ごろ。
壁に光の線が入って、そのまま床まで光が落ちています
 
天窓は、熱線軽減ガラス+カスミガラスなので、光が落ちる場所にいても
それほど暑さは感じませんが、この場所に長時間いるのは避けたいですね
 
 
 
 
参考のために我が家の配置図を…

 
 
上の図のように、我が家は、南側の窓が36度も西に振っています
ほとんど南西向きの窓ですねぇ
 
で、天窓は、北東向きの屋根(5.5寸勾配)に配置されていて、
午前11時ごろだと、だいたい矢印↑の方向から光が入ります
 
 
 
この図を踏まえて…
 
 
 
午前11時では…

 
日の光が床まで届きますが…
 
正午ごろでは…

 
 
 
床までは光が届いていません
それでも、白い壁紙に反射した光が部屋全体を明るくしてくれます
 
 
 
 
午後3時ごろ

 
 
ほとんど直射日光が入りません
それでもかなりの明るさ
 
天窓の威力は凄まじいものがあり、曇りの日でもほとんど照明は要りません
 
 
 
この時間、南西側の掃出し窓からは…
 
 
窓から50cmぐらい直射日光が入っています
 
これでも、軒長さを90cmにしてあるので、直射日光は入りにくいのですが、仕方なしです
 
 
 
このように、天窓を設置する場合は…
直射日光ではなく、壁などに反射した間接光で部屋を明るくする
ように設計することがお勧めです
 
特に、夏至の日に、どこまで直射日光が落ちるか、設計士さんに調べてもらうのが
いいと思います
 
 
天窓には、
雨漏りのリスク、断熱性の低下、掃除の困難性、なんかのデメリットがありますが、
自然の光を取り入れられるってのが最大のメリットかなぁ…
 
 
せっかくの注文住宅では、明るいほうが気分がいいですし、
植物が日陰で育たないのと同様に、人間も日の光が必要なのではないかと思いますので
天窓を設置してよかった
 
ま、好みの問題かも知れませんが
 
 
天窓について参考になった方、

下記リンクのうちのどれか1つをクリックしていただけると嬉しいです
 




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