トラブルその2です。
≪事象≫
雨樋の取り付け位置が建物に接近し過ぎていて
雨水が雨樋を飛び越えてしまう。
実験によって、ほとんどの雨水は雨樋に入るが、
一部の雨水が雨樋を飛び越えることを確認済み。
修正前の様子。
透明の樹脂の部分が金具に対して前後(写真では左右)にスライドするように
なっています。
透明の樹脂を金具に対してスライドさせると雨樋も一緒に移動します。
修正後の様子。
透明の樹脂が写真左側に寄せられています。
これで雨樋は1.5cmぐらい建物から離されました。
監督は「これで大丈夫なはず」と言っていましたが、
「大雨のときに雨水が雨樋を飛び越えるようなら引き渡し後でも連絡します!」
と伝えてあります。
≪原因≫
一条マニュアルでは、雨樋の位置は破風板(雨樋を支える金具が取り付けられる板)を
基準に決められていて、修正前でもマニュアル通りにはなっていたようです。
しかし、Q邸の場合、破風板から軒先(瓦の先端)までの距離が長いので、
マニュアル通りに施工しても雨樋が建物に近くなってしまうとのことです。
なぜ、軒先を基準に雨樋の位置が決まっていないのか…
とは思いますが、
しっかりと個別対応してくれていますので、特に不満はないです。