暖房のときに必要な熱量…
前回までの記事で、家全体の熱損失(上の図のqs0)
「我が家のQ値を計算してみた!!」
Q邸の場合は、熱損失qs0=168.6(W/K)でした。
熱損失は、室内外の温度差1℃あたりに、
壁、窓、天井、床など家全体から逃げる熱量です。
(熱損失qs0 = Q値 * 床面積 でも求められます。)
この値を利用して、
室内を一定温度に維持するときに必要な熱量Q
温度が一定になるときには、逃げる熱量Q0と必要な熱量Qとが釣り合いますので、
Q = Q0 となり、
熱量Q = 熱損失qs0 * 室内外の温度差T0
となります。
Q邸の場合、外気温0℃で、室温20℃に維持したい場合、
熱量Q = 168.6 * (20-0)
= 3372 (W)
この熱量Qに、熱源機の効率(COPや損失)、電気・燃料代の単価、利用時間、等を掛けると、
暖房に必要な費用が出ますね…
しかしQ邸など一条の家の多くは全館床暖房です。
答えは、「一応よい」けど「やめといたほうがよい」。
一応よいというのは、上の計算での誤差を許容できる場合、または誤差を補正できる場合にはよい、
ということで、誤差が出ること自体を知らない場合はよくないですね。
なぜ誤差がでるか…
ここが決定的な違い。
次回、このシリーズの記事を書くときには、この図を使って、