私の妹など、家を建てようとしている人向けの記事です。
家を建てるときのお金の準備について
最初の見積は最低限の金額
ハウスメーカーや工務店等のハウスビルダーの営業さんが出した最初の見積。
こんなもんで家が建つのか~って思いますよね。
しっかし、この金額で自分好みの家が建つと思ったら大間違いです。
最初の見積は、ほとんどノーオプション。
必要最低限か、それ以下の仕様です。
例えば、一条工務店はまだマシなほうで、クローゼットの中には棚とか網とかが設置されていますが、ハウスビルダーによっては棚の1つから別料金ってこともあるわけです。
つまり、このようなハウスビルダーの最初の見積では、クローゼットに扉だけついていて、中身はがらんどうの空間になっているのです。
棚ぐらいつけてよ!と言ってみると、棚1つで、ん千円だったりします。
全てのクローゼットに棚を数段つけて・・・なんてしていると、そこそこまともに使えるようにするだけで数十万円必要となります。
標準仕様が充実している(と言われる)一条工務店でも、最近はオプションが増えていますので、あれこれするとすぐにびっくりする金額になります。
最初の見積ってなんだったの?
ってならないように、最初の見積から金額は増えるもの!
との認識が大切です。
息子の部屋のクローゼット↓
(ブラウザによっては横向きになるかも。。)
オプションなしで、棚、可動式パイプなどが付いていましたよ。
最初の見積からどの程度金額が増える??
私の家の場合、2100万円弱の本体価格にオプションが420万円(税別!)なので、約2割がオプション代です。
主なオプションは、ロフト+勾配天井、外壁タイル(総タイル)など。
ロフト+勾配天井は趣味的な部分ですが、外壁タイルは将来のメンテナンスを楽にするための投資です。将来の維持費が安くなるということ。
でも、総タイルだと、外観もよくなりますからね。趣味でもあるわけです。
家づくりの楽しみの1つは、「自分仕様の家を作れること」であるので、そのための予算を確保したいですよね。
この予算、最初の見積の2割ぐらいあると楽しい家が作れると思います。
2割の根拠は我が家のオプション代。オプション代が楽しみの部分の金額だとするとオプションがない最初の見積の2割増しになります。
楽しみの部分の予算がないと、打ち合わせの時に予算を削ることばかり考えなくてはならなくなるので、気分が滅入りますよ。
家作りで大切なのは頭金
金利が低いので、フルローンでも家は建つのかも知れませんが、フルローンでは家を建てた瞬間に、家を売ってもローンが完済できない債務超過予備軍になります。
これってかなり嫌な状態です。
やっぱり頭金を集めないと・・・
これも2割ぐらいは欲しいですよね。
マンションでも家でも、買った瞬間に2割価値が下がると言われていますので、頭金が2割はないと、債務超過予備軍なわけです。
可能な限り親からの寄付を求めるべし
債務超過予備軍を避けるためには、恥とか世間体とか関係なし。
ローンを少なくするために無償援助を両親にお願いしましょう。
両親のそばに住むとか、実家の敷地内に家を建てるという場合には、両親もお金を出してくれるでしょう。
ただし、お金があれば。ですが。
一方、例えば夫側の実家に家を建てる場合、妻側の両親は多くのお金は出しにくいかも知れません。
自分のほうに家を建てないくせに・・・
という感情はほとんどないと思いますが、どうしても夫側の両親に気を遣うのです。
夫側の両親からの寄付が100万円で、妻側の両親からの寄付が300万円だったなんてことが夫側の両親に知れたら気まずいよね~とか。
ま、出してもらえるなら両方の両親から出してもらうほうが、将来の人生設計が楽になるので、貰う側としては遠慮は不要だと思います。
兄弟など、親以外の親戚からの借金は微妙
兄弟でも結婚すると別の家。と考えるほうが無難でしょう。
なので、兄弟の関係を良好に保つためには、お金の貸し借りはしないほうがいいかな、と思います。
やっぱり、お金を借りた、お金を貸した、と思っていると、顔を合わせにくくなるんじゃないかな。
借金の保証人もそうだけど、お金について頼めるのは両親ぐらいのものです。
いろいろと気を付けて、なるべく多くの資金を調達してから家を建てたいですね。
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