介護の家のシリーズの第4弾。
過去の記事を読んでない人は、先に読んでくださいね。
初回の記事
要支援から要介護2までの介護をするために玄関前のスロープを設置 – Q家のブログ
それでは今回の記事に行きます。
普通の風呂では自分で入浴できない人を自宅では介助できない
普通の風呂場(浴室)で入浴補助をやってみるとかなり難易度が高いことが分かります。
かろうじて自分で入浴できる人が転倒しないように見守ることが限界です。
なぜ難易度が高いかというと、
(1)足元がすべる
介助する側が命懸けになります。
1人転倒するとみんなが怪我をしますから、大変なのです。
約20年前にひいおばあちゃんの入浴を手伝ったときは、体勢がおかしくなっても力を抜けないので、腰などを痛めそうでした。
(2)服を着ていないので支えられる場所が少ない
手と足しか持つところがないので大変。
お相撲さんのまわしを付けてほしいです。
介護用の風呂でない場合、自宅で介護しつつ入浴させることは最初から諦めたほうがいいです。
介護用の風呂を設置する?
クレーンで釣り上げる専用装置を設置しておけば入浴が楽そうです。
設置費用がいくらかは知りませんが、寝たきりの人に対応できるものもあります。
ただ、通常の浴室の倍ぐらいのスペースが必要になりますし、掃除などのメンテナンスも大変でしょうね。
それに、かなりのお値段になりますので現実的ではないです。
自宅での入浴を諦めデイサービスを利用する
家族の負担を考えると、家での入浴を諦めてもらうほうがいいでしょう。
ただし、介護福祉サービスを利用して外で入浴してもらいます。
おそらく、入浴ができないぐらい歩行困難であれば、要支援か要介護の認定を受けられるでしょうから、デイサービスを利用して入浴させてもらいます。
毎日は無理ですが、週に2回か3回は利用できるんじゃないでしょうか。
両親宅の風呂は半身浴タイプの普通のものです。
入浴はデイサービスを利用させてもらっています。
どうしても自宅での入浴にこだわるなら訪問入浴サービスを利用する
訪問入浴は自宅で寝たきりの人や、車いすの人が主として利用するサービスです。
私の母がこの仕事にかかわっています。
母が勤める施設のやり方では、ヘルパー2人と看護師1人の合計3人で1チームとなり、風呂桶を持参してお客さん(?)の自宅まで行って、入浴させるとのこと。
料金は知りませんが、ほとんど保険でいけるんじゃないでしょうか。
なので介護用の浴室は不要
いざとなれば介護保険のサービスを利用すると割り切れば、介護の家だからといって風呂を介護仕様にする必要はないと思います。
介護の家では、風呂よりも、トイレにお金をかけておいたほうがよい、
というのが私なりの結論です。
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