Qです。
コロナの影響で、世の中大混乱で不景気に。
だいたい、不景気になると、産業構造が変化したり、人々がお金を使う方向性が変化したりするものです。
家造りにも変化があるのかも。
家造りの方向性、地方移住について考察してみましょう。
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地方への移住が進むのか
我が家は、上の写真のような庭に芝生を敷くことができるような、いわゆる地方在住なのですが、最近、都会から田舎に移住する人が増えているようです。
日経新聞の記事↓
これらの記事を、かなりざっくりまとめると、
週2回ぐらいの出勤で済むのなら、都会に住む必要がない。
田舎の自然豊かな環境に憧れる。
健康的に暮らしたい。
…みたいな人が、地方に移住しているみたいです。
地方で家造りをすることはリスクあり
でもね、都会暮らしの人が突然地方暮らしをするなんて、
地方在住者の立場からすると、ちょっと待った!
結論は、
「家を建てる人が、地方で家造りするのは、本当にそれでよいか、かなりゆっくり考えるべき」
と思います。
つまり、コロナだから、、、地方へ避難、、、っていうのは拙速すぎるということ。
と、いうのは、一度家を建ててしまうと、その後はかなり移住しにくくなるからです。
一軒家というのは、周囲の環境、周囲の住人、その地域の文化、町内会など、
都会の人では容易には想像できないような不都合な真実が多々あって、それなりに理解して覚悟をしておかないと大きな後悔をすることになると思われます。
どうしてもすぐに地方都市に住みたいならば、まずは、借家でその地域に住む「お試し期間」を設けてみることがお勧め。
コロナ禍が収束したときに、やっぱり、都会暮らしがいいと思っても、家造り後は、簡単には戻れませんから。
ということで、地方に移住する理由が、コロナによる影響なのであれば、賛成はできません。
災害も考慮する必要あり
でも、災害を考慮して、災害に強そうな地方都市に住む
ということであれば、賛成できるかも。
この場合でも「お試し期間」は必要だと思いますが。
そして、地方都市の新しい住宅街、特に駅に近くて便利なところは、災害のリスクが高いような気がしています。ここでの災害は、土砂崩れと水害が主です。
土地選びには地名は大切。
過去に、こんな記事を書いていましたが、これだけでは不十分です。
自治体から発表されているハザードマップ+α(想定外を考慮する)が必要でしょう。
特に、ハザードマップは古いものだとかなり甘い想定になっている場合があるため、標高差にして数メートルはマージンが必要かと思います。
100年以上前から人が住んでいるような、古い住宅地の方が、災害という観点では安心感が高いです。地域の付き合いが面倒なことが多いというのが玉に傷ではあります。
地域の付き合いが濃厚なほうが、治安には良いと思います。
地方在住のメリット
地震、水害、そしてコロナ禍。何か一大事が発生したときは、都会はダメですね。
みんなが欲しい物はすぐに無くなっちゃうし、運動しようと外出すると密になってしまう。
ちなみに、水害の観点では、2019年10月12日に関東を直撃した台風19号、東京はかなり危険だったことはご存知ですか?
台風翌日の10月13日の朝、東京在住の妹とのラインのやり取りです。
朝7時半、快晴で、危機は去ったと思っていたのですが、、、
実はその後、荒川の水位はまだ上昇していて、ピークは朝10時の7.16m。
氾濫危険水位まで、わずか50cm程度でした。
このとき、何もなくて本当に良かったと思います。
しかし、一度何かあると、東京のような都会では、かなりの広範囲で1m以上浸水し、災害用の物資を全員に届けることもペリコプターで全員を救助することも、できないでしょうね。
被災する人が多すぎますので。
ってことを考えると、被災しても、そのとき命があれば助けてもらえそうな地方都市に移住することは、選択肢の1つになるのしょう。
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さて、私Qは、田舎町にいるため、先日の緊急事態宣言では、家族が全員在宅していたこと以外は比較的通常通りの生活でした。物も、都会ほどは不足しないし、買い物しても密にならない。
子供たちは、人がいない田んぼ道で毎日ランニングを実施し、休日は自宅の庭で家族BBQをして過ごしました。かなり気分転換できました。
10万円の給付金の支給も迅速でしたし、買い物もネットで何でも購入できます。
メリットいっぱい田舎暮らし、、、と思われるかも知れませんが、
だからといって、地方都市を推奨するわけではなく、何もなく外出できるときは、断然、都会の方が楽しめる、とは思います。
都会に住みたいけど、問題があり仕方ないから地方に住む、といのではなく、地方では都会ではできないこんなことができるので地方に住む、というように前向きな選択であれば、地方移住は幸せな移住になるような気がします。
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